クリエイターEXPO 後記
かれこれもう2週間前のことになりますが、
クリエイターEXPOという大規模商談会に出展しました。
クリエイティブを生業にしている人と、クリエイターを探している
企業とを結ぶマッチングの場(であったはず)です。
今回で3回目であるこのイベント、私が出展を決めたのは、
昨年の第2回開催の場にて。その時点の状況は、
・イラストの仕事が少ない
・金銭的には余裕がある
・頼りにしていた派遣先の契約が急に終わってしまった
など。
派遣の仕事を減らして、個人の仕事を増やすチャンスなのかも
しれないといいきかせ、またその時は知人が出展しており
話を聞いたらまあ好感触だという感想も聞いていたので
その場で出展申し込みをしました。
その間約1年の準備期間があり、イベント出展したり
営業活動してみたり個展を開催したりをしているうち
あっという間に5月になっていました。
準備に費やした期間は実際のところ1か月半くらいです。
さて、備忘録も兼ねて箇条書きでまとめます。
長いので興味ない方はすっとばしてウィンドウ閉じて下さいな。
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【配布用印刷物】
●フライヤー(A4 巻き三つ折り)
A4ペラよりも持ち歩きやすい形を採用。
●名刺(住所のないもの)
ばらまき用なので個人情報を極力、カット…
通常の名刺と同デザインで色違い(時間削減のため)
●ポストカード三種
プロモーション用にオフセット印刷で。
選べる楽しみで惹きつける作戦も兼ねて三種にする。
いずれのツールも、EXPOが終わってからでも通常使用できる
ようにデザインなり何なりを考えました。
他の出展者さんで、配布物が足りなくなっている方もいました。
「大は小を兼ねる」は信じて良いのです(段ボールを眺めながら…)。
【ブース装飾】
●印刷もパネル張り込みもカットもセルフ
家庭用インクジェットプリンタで写真用紙に印刷するのと、
のりパネでなんとかしのぐ。
その辺の手先は割と器用な方なので、業者に頼むより安上がり。
ただし多少の労力はかかる。トータルで2〜3日。
●細かい分割
大きなパネルをどんと貼るのではなく、
小さめなのを多く置いて賑やかさを演出する。
※他の出展者の方で、パネル加工ではなくタペストリーに
出力している方も多くいました。
これの傾向は絵柄によって変わってくると思います。
【期間中のこと(だらだらとした感想)】
・国際展示場駅からわりと歩くのが正直だるかった。
・飲み物は会場内でも調達できたけど、3日目ともなると
自販機と時間によっては売り切れの場合もあって少し困った。
・配布物を積極的に配ることによって、立ち止まって話す人もいた。
・配布物を断られても別にへこんだりはしなかった。
・キャッチフレーズを考えるべきだと思った。(配る時の声かけに便利)
・知人が声をかけてくれるとけっこう嬉しかった。
・通路や場所によって人の多さにムラがあったように思う。
会場の中央近辺がやはりにぎわっていた。
・隣近所の出展者さんとの情報交換がためになった。
そして目的は皆同じなだけあってすごく親切。
・人が多いからか、体力の奪われ方が想像以上。疲弊。
【成果についてと主観的感想】
・その場で商談成立、近日相談は0件。
・名刺交換後、ファイル送付の約束をしたのが数件。
(主に出版社・フリーのデザイナー、ディレクターさん)
・自分のブースを見て、お話いいですかと立ち止まってくれた人は
「そこそこ」というより「すごく」気に入ってくれた印象。
・ただし件数は多くない。
・ブース(主に背景)をパッと見て、わかりやすく「かわいい!」
と言える絵柄や、グッズにしやすい絵柄の人の集客が抜群に多い。
ゲスな言い方すれば「はっきりとお金の匂いのする」絵柄。
・出版系よりもゲーム・アニメ・ウェブコンテンツ系の方が
市場が多い印象。時代的なものと思われる。
・「これからこういう事業をしたいから協力してください」という
誘いもまあまああるが、全部乗っかるのではなく要判断。
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というわけでまとめてみました。
欲を言えば出展費用プラスアルファを
その場で即刻ペイバック!…でしたが、
即刻は無理にしても今回の出展をきっかけにいつかは
(ペイバック×倍…!)。
しかし、自分の立ち位置や今後どういう方向にいくべきか、
どうバランスを取っていくべきかを
冷静に感じ取ることができたのは大きな収穫でした。
もしかしたら個展の時より「分析」をできたかもしれません。
あと若干のお祭り感が気持ちよいものでした。
で、来年の出展は控え、自分の足で営業活動していきます。
(3日目終わる時点でほとんど埋まってるというから驚き…)
以上でございます。
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